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2009年2月 6日 (金)

死が近い国(228日目)

今日は死のお話。

ホストファミリーの親戚のディディンが病院に運ばれた。

心臓肥大とか、血栓とか、肺だとか、情報が入り乱れているけれど、

今ICUにいることは確か。

ちょっとした自慢だけど、ホストファミリーはすごくいい家族で、
「ホームステイなんて絶対やだ!」と思っていた私の気持ちを容易に変えた。
近所はみんな親戚で、その親戚の中でも特によく面倒をみてくれたのはディディン。
彼女は料理がすごく上手で、何か機会があるとよく料理を作ってくれた。
おもてなしの国、フィリピンで、彼女の料理上手はすごくありがたくて、
私の誕生日や送別会(こちらでは、主役が準備します)には、手伝ってもらうつもりだった。

実は、彼女、10年くらい患っていたらしい。

でも病院には行ってなかった、いや、行けてなかった。

その結果、ICUにいる。今。

公立の病院に行ったけれど、設備が整っていない公立病院では無理と言われ、
私立の病院に移された。

すごく遅かったけど、病院に行けただけこの国では幸せなのかもしれない。

でも、高い。とにかく高い。

優秀な先生であるうちのお姉ちゃんの月収が約10000ペソのこの国で、
私立病院のICUは1泊2500ペソもする。治療代、薬代は別で。

今、彼女はそこで生死をさまよい、戦っている。

なんて悲しい話なんだろう。

私にできることは少ない。でも、助けたい。

本来、「任国の人にお金は貸さない、与えない」と思っていたんだけど、
気持ちばかりのお金をディディンの家族に渡してもらうことにした。

だって、彼女や家族は、私が日本人だと知っていても、めずらしくお金の話を一切しなかった。

ちゃんと、最初から私を個人として扱っていてくれていた。

協力隊員として合っているのかどうかはわからないけれど、
彼女に対して今できることは、やっぱり「お金を渡すこと」なんだと思ったから。

とにかく、彼女の回復を、祈るばかり。

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コメント

 しぶやんにとって、ホームステイの家族は本当の家族のような存在なんだね。
 そんなしぶやんの思いがディディンに届くよう、俺もケニアから祈るわ。

投稿: ケニャイチロー | 2009年2月 7日 (土) 00時47分

協力隊とかそうじゃないとかではなくて、
しぶや個人が「こうしたい」と考えて取った行動だから良いんだよ。

普段と違い「くれ」と請求されるされる訳じゃないんだから。
もし、自分が同じ立場なら同じ事をしていると思う。

回復をタンザニアから祈ります。

投稿: もあい | 2009年2月 9日 (月) 01時15分

piscesケニャイチローちゃん
本当に本当に家族みたいだよ!
めちゃよかったもん、この家で!!
ディディンはおかげさまで快方に向かっております。
ありがとう!

piscesもあい
ありがとう!
ディディンに早く会いたいよ。
最近少しずつだけど、「○○したい!」っていうのが出はじめてきたのかな、公私ともに。
素直にがんばりま~す!

投稿: shibuya | 2009年2月 9日 (月) 21時45分

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